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ローマ8章
「霊の人として生きる」


肉に従って歩む者は、肉に属することを考え、霊に従って歩む者は、霊に属することを考えます。
(ローマ 8章5節)

 パウロはここで、肉の人と霊の人とを対比させます。肉の人とはその全体性において古きアダムにある人間です。霊の人とはその全体性においてキリストにある人間、キリストの命の霊の法則を生きる人間です。両者は相容れません。たがいに対立するのです。

 肉の人は自分の思いを遂げようとします。一方、霊の人は何よりも神の御心の成ることを祈り求めます。霊の人は律法の要求を自力で満たそうとは考えません。キリストがこのわたしにおいて律法を成し遂げ、律法の求めを満たしてくださったことを知っているからです。ウェストミンスター小教理問答の問一は、人の目的は神の栄光をあらわすことであると言います。それはどういうことでしょうか。キリストを通して私たちにおいて律法が守り通され、成就され、信仰により義とされた私たちが命に導かれます。その私たちの五体をとおして神の栄光が、また神の愛と義と命と救いの恵みの力があらわされるのです。

 霊の人は聖霊に信頼し、聖霊の導きにゆだね、聖霊が御言葉をもって指し示してくださる道に従います。その道において、私たちはキリストその御方に似せられていくのです。

 

 【祈り】

 あなたの恵みに生かされ、あなたの栄光をあらわすために、私たちは造られました。アーメン。

木下 裕也(岐阜加納教会)

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