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ローマ11章
「神の富と知恵と知識」


ああ、神の富と知恵と知識のなんと深いことか。
(ローマ 11章33節)

 イスラエルに対する神の「秘められた計画」。それは今神に背き、神の恵みを拒んでいるイスラエルもまた、異邦人と同様に救われるというものでありました。神は背信のイスラエルを、それにもかかわらず義とし、御自身のふところに招こうと御心に決められていたのです。

 神は御子の義を無償でまとわせることにより、不義なる者を義とされるのです。御子を十字架につけたのはイスラエルです。しかし御子の死は、実にイスラエルの救いのためでもありました。神は御自身に背いたイスラエルを、なお愛されました。その愛ゆえに、独り子を十字架につけられました。十字架のもとで、神の愛と義はふたつながら、同時に貫き通されたのです。そのようにして、神は御子の十字架の血によって、異邦人をもイスラエルをもお救いになるのです。

 このような義をだれが想定することができたでしょうか。まさしくこれは人間の思いを超え、人間の論理を超えることです。それゆえ、この神の「秘められた計画」について語り終えたパウロは、ただ神をほめたたえるほかはなかったのです。神の富と知恵と知識、神の愛と憐れみはなんと深いことか。

 

 【祈り】

 あなたの富と知恵と知識は、十字架の言葉のうちに啓示されました。感謝します。アーメン。

木下 裕也(岐阜加納教会)

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