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士師10-12章
「求めるは誓いではなく信頼のみ」


主の霊がエフタに臨んだ。彼はギレアドとマナセを通り、更にギレアドのミツパを通り、ギレアドのミツパからアンモン人に向かって兵を進めた。
(士師 11章29節)

 神がイスラエルの人びとへ士師を遣わすと、その士師の統治がなされている時代は平和が訪れました。しかし、時代を経るごとに、その士師でさえも、だんだんと神の思いを踏みにじるようになっていきます。

 ギレアド人エフタはならず者たちの頭領でしたが、その猛々しさがイスラエルの救いのために求められていました。イスラエルの長老は、アンモン人の攻撃を受けて苦しんでいる時、エフタに助けを求めます。そしてエフタが士師としてイスラエルを救うという神の御旨が明らかにされます。まずエフタはアンモン人の王との交渉を持ち掛けますが、交渉は決裂し、戦いへと発展します。その際、主の霊がエフタに臨んだことにより、戦いは終始イスラエルの有利に進み、やがて勝利を収めます。

 しかし、この時エフタは軽率な誓いを立てて愛娘の死という悲劇を招きます。戦いに勝利した暁には、人身のいけにえをささげると誓い、その誓いのゆえに勝利をお与えくださいと願ったのです。それは異教の文化であり、そもそも神は人身の犠牲を求めていませんでした。ただ戦いに勝利することへの信頼だけを求めておられました。神はきょう、私たちにも、誓いよりも信頼を求めておられます。

 

 【祈り】

 ただあなたが求めておられる信頼を、私たちがあなたにささげることができますように。

三川 共基(松戸小金原教会)

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