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詩編90編
「今日という日を正しく数える」


生涯の日を正しく数えるように教えてください。
知恵ある心を得ることができますように。
(詩編 90編12節)

 詩人は、捕囚の苦しみの中で、人のはかなさを「人は草のように移ろう」(5節)、「人は花のようにしおれ、枯れていく」(6節)と嘆いています。同時に、詩人は神の怒りと憤りを恐れています(7節)。その根底には、詩人を含めたイスラエルの民が神に背を向け続けた罪があることを自覚しています(8節)。さらに、人間の人生が70年、80年を数えても、永遠の存在である神を忘れ、神から離れてしまって、労苦と災いに過ぎない、そして瞬く間に飛び去ってしまうむなしいものだと語るのです。

 しかし、その流れが大きく変わります。生涯の日を正しく数え、知恵ある心を得ることができますように(12節)との言葉です。詩編39編5節には、「教えてください、主よ、わたしの行く末を、わたしの生涯はどれ程のものか、いかにわたしがはかないものか、悟るように」とあります。

 神に背を向けるという罪の中にある人間に、人生のはかなさ、むなしさが襲いかかります。しかし、永遠に生きておられる神へと悔い改めの方向転換をするならば、神を畏れるという知恵が与えられます。そして、きょうという一日が神から与えられた、わたしのための尊い一日であることを数えることができるのです。

 

 【祈り】

 神よ、きょうもあなたを見上げて礼拝します。永遠のご存在であるあなたを喜び賛美させてください。

玉井 宣行(所沢ニューライフ教会)

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