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箴言22章1-16節
「歩むべき道の初めに教えよ」


若者を歩むべき道の初めに教育せよ。
年老いてもそこからそれることがないであろう。
(箴言 22章6節)

 自らの歩むべき道について、何も理解していない私たち罪人は、放っておけば自分の行きたい方へ勝手に歩み出してしまいます。箴言はそれを知っているので、特に若者に主を畏れることを教えるように強く命じます(1章7節、23章13節等)。

 若者たちが大人たちの世代を厳しく批判するのは常のことで、それは若者の特権かもしれません。そこには大人たちが聞かねばならないことももちろんあります。

 しかし、それなりの年齢に達してきて自分の若い時代を振り返ると、十分な知識と経験もないまま調子に乗って羽目を外したり、偉そうに大人を批判したり、分別のないことをしたものだと、恥ずかしくなることがあります。

 箴言が教育せよ、というのは、ただ物わかりの良い、分別くさい若者を生み出したいからではありません。若者が自由な発想で世を動かしていくこともあり得ますが、それでも常に主を畏れる姿勢を持っていなければならない、ということです。

 それにより、主の前に自分の小ささや愚かさも知ることになり、周りの人を尊ぶことにもなるからです。若者も大人も、共に主を畏れつつ御前にへりくだって歩む道を祈り求めましょう。

 

 【祈り】

 主よ、若者も大人も主を畏れて共に礼拝しつつ歩めるように、御言葉によって導いてください。

久保田 証一(尾張旭伝道所)

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