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歴代下2章
「イスラエルの外の人も主を認め」


彼(ティルスの王フラム)はまたこう言った。「天と地をお造りになったイスラエルの神なる主はたたえられますように。…」
(歴代下 2章11節)

 ソロモンは神殿を建築するにあたり、父ダビデの時代にも王宮建設に協力してくれたティルスの王フラムに協力を依頼します。輝かしく偉容を誇る神殿を建てるために必要となる人や物はイスラエル国内だけでは不十分で、レバノン杉などフラムの領土に生える木々やレバノンの技術者たちも必要となったからです。

 フラムはソロモンの願いを受け入れると返答し、その冒頭で「イスラエルの神なる主」をたたえました。この時代の王としては極めて異例な反応です。当時は国ごとにそれぞれ神がいると思われていました。ペリシテにはダゴン、ティルスやシドンにはアシュトレト(王下23章13節)という具合です。しかし、フラムは主なる神が全世界を造られた神、国の枠を超える神であると告白し、主の神殿建築に協力したのです。

 現代でも日々の信仰生活において信仰の異なる人びととの協力が必要な場面が出てきます。主はこの地上に神の御心が実現されることを望まれますから、これらの人びとをも主の御用に協力する味方とすることがおできになります。私たちは単独では力足らずですが、主が人の心を動かされるお方であることに信頼し、主の御心の実現に向け励んでいきましょう。

 

 【祈り】

 主の御心が実現するために、信仰の異なる方々とも必要に応じて助け合うことができますように。

吉田 崇(吉原富士見伝道所)

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