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歴代下13章
「主に寄り頼む者の勝利」


「イスラエルの人々よ、勝ち目はないのだから、あなたたちの先祖の神、主と戦ってはならない。」
(歴代下 13章12節)

  南ユダの国ではレハブアムが死に、その子アビヤが王になりました。しかし、レハブアムの時代から続いているヤロブアムとの戦いは続きました。そして、ヤロブアムが王となった北イスラエルの方が、兵士も多く、より強い軍事力を持っていました。

 

  けれども、ヤロブアムが主を捨て、金の子牛のような偶像を礼拝し、偶像に仕えていたのに対し、アビヤは、「我々にとっては、主が我々の神であり、我々は、その主を捨てはしない」と信仰を宣言します(10節)。そして、アビヤは主なる神が、自分たちの頭となって共にいてくださるからこそ、ヤロブアムがどんなに多くの兵を持っていたとしても、我々は必ず勝利すると確信していたのです。

 

  アビヤはこうした主への信頼に立って、戦ってはならないとイスラエルの人びとに警告します。しかし、ヤロブアムはその警告を無視し、ユダに攻撃を仕掛けました。その結果、ヤロブアムとイスラエルの軍隊を主が打たれたため、イスラエルの軍隊は敗北します。最後はヤロブアム自身も主に打たれて命を落とします。

 

  私たちはつい目に見える力に頼りがちです。しかし、本当の意味で私たちを守られるのは主です。主に依り頼む者にこそ、主は勝利を与えてくださいます。

 

  【祈り】 万軍の主よ、どのようなときも、自らの力に頼るのではなく、主に依り頼むことができますように。

弓矢 健児(西神教会)

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