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歴代下14-16章
「主と心を一つにする者は力づけられる」


「主は世界中至るところを見渡され、御自分と心を一つにする者を力づけようとしておられる。」
(歴代下 16章9節)

 ユダの国ではアビヤの死後、アサが王となりました。アサもまた父アビヤのように、主の目にかなう正しく善い政治を行いました。彼はユダの国から偶像礼拝の祭壇を取り除き、「ユダの人々に先祖の神、主を求め、律法と戒めを実行するように命じ」ました(14章3節)。そこで主はアサとユダの国に平和をお与えになり、その時代は戦争がありませんでした。

 もちろん、クシュ人やリビア人など多くの軍隊を持つ周りの国々は、ユダの国を脅かそうとしました。けれども、アサは預言者の言葉に従い、主に依り頼みました。「アサの心はその生涯を通じて主と一つ」でした(15章17節)。それゆえ、主はアサ王、また、ユダとベニヤミンの人びとを力づけ、彼らを守られたのです。

 ただ残念ですが、アサは晩年、イスラエルの王バシャの脅威に対して、アラム王の力に頼ってしまいました。そして、それを批判した先見者ハナニを投獄してしまいます(16章10節)。そのため、アサの死後、再びユダは戦争に巻き込まれていきます。

 歴史の中で人間はいつも相手より優位に立とうと軍備を競ってきました。しかし、力では決して真の平和は実現しません。どのようなときも主に依り頼み、主と心を一つにすることこそ、真の力であり、真の平和です。

 

 【祈り】

 どのようなときも、目に見える力に頼るのではなく、主に頼り、主と心を一つにすることができますように。

弓矢 健児(西神教会)

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