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歴代下28章
「主の憐れみを受けたアハズ王」


アハズは主の神殿、王宮、高官の家の財産を一部アッシリアの王に差し出したが、何の助けにもならなかった。
(歴代下 28章21節)

 「人の心は何にもまして、とらえ難く病んでいる」と御言葉は教えています(エレ17章9節)。祝福の源である主に徹底して背き、破滅をもたらすものでしかない神々に助けを求め続けたアハズ王に、この御言葉が重なります。

 憐れみ深い主は、アハズ王を立ち帰らせるために、御怒りを示し、近隣諸国を用いてユダの国を打たれました。このため、襲い来たアラム、エドム、ペリシテにユダはなすすべなく打ち負かされます。さらに、兄弟の国イスラエルからも攻め込まれて大敗し、20万もの婦女子が捕虜として連れ去られてしまいました。アハズ王も悲嘆にくれます。しかし数日後、アハズ王を驚かせ、喜びで満たす知らせが届きました。何と、あの20万の人びとが全員釈放され、手当てともてなしを受けて戻ってきたのです。起こり得ないことを主が成し遂げてくださいました。それでも、アハズは悔い改めませんでした。

 このアハズだけではありません。私たちには、とらえ難く病んでいるこの心を癒してくださるお方が必要です。私たちのために十字架の御業を成し遂げてくださった主イエス・キリストこそ、私たちの心を癒し、悔い改めの恵みをお与えくださる、ただ一人のお方です。

 

 【祈り】

 主よ。常に差し伸べてくださっているあなたの救いの御手を、忘れることのない者としてください。

小野田 雄二(上野緑ケ丘教会)

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