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ルカ17章
「神に仕えるとは」


「自分に命じられたことをみな果たしたら、『わたしどもは取るに足りない僕です。しなければならないことをしただけです』と言いなさい。」
(ルカ 17章10節)

 このたとえで登場する僕とは主イエスの弟子たちのことです。弟子たちばかりでなく私たちも主イエスの僕です。主イエスと私たちクリスチャンは「主人」と「僕」の関係です。

 「取るに足りない」は「価値のない」と同じ意味です。ですから、僕が主人にした畑仕事、家畜の世話、夕食を作ったことに対して、主人はあえて感謝の言葉をかけることもありません。するべきことをしただけにすぎないのです。それはなぜでしょうか。

 それは、私たちの「主人」である主イエスが私たちにとってどのようなお方なのかを考えてみると分かると思います。主イエスは私たちの救い主です。私たちの罪の贖い主です。十字架にかかり、死んで、3日目によみがえり、私たちを罪の支配から救ってくださいました。私たちの罪責の一切を私たちに代わって支払ってくださった方、私たちを贖い出してくださった方です。

 私たちは、私たちを罪の支配から贖い出してくださった主イエスに対する感謝があります。その感謝の応答として私たちは、主イエスの僕として喜んで奉仕することができるのです。主イエスの十字架による救いに比べたら、私たちの奉仕は取るに足りないものです。しかし、この奉仕こそが、主への感謝の応答なのです。

 

 【祈り】

 主よ、あなたは私たちを罪から救ってくださいました。その恵みへの感謝として、喜んで仕えます。

坂部 勇(厚木教会)

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