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詩編40編
「急いで助けてください」


主よ、走り寄ってわたしを救ってください。
主よ、急いでわたしを助けてください。
(詩編 40編14節)

 信仰者は、本当に信頼すべきお方を知っています。詩編40編は、「主にのみ、わたしは望みをおいていた。主は耳を傾けて、叫びを聞いてくださった」と語りはじめます(2節)。そして、「いかに幸いなことか、主に信頼をおく人」とも語ります(5節)。私たちは、たとえ望みのないと思える時であっても、主なる神に信頼することができます。どのような時でも信頼すべき方を知っていることは、これ以上ない幸いなことです。

 信仰者は、信頼すべき唯一のお方を知っているからこそ、主なる神に向かって、苦しい時に遠慮なく、「主よ、急いでわたしを助けてください」(14節)と願うことができます。

 私たちは、主なる神に遠慮する必要は全くありません。私たちは、主なる神にどんなことを祈ってもよいのです。神は、私たちのことをいつも顧みてくださいます。そして、神は、私たちを最良の道へと導いてくださいます。

 詩編40編は、「あなたはわたしの助け、わたしの逃れ場。わたしの神よ、速やかに来てください」という願いで閉じられます。うれしい時は、神に感謝し、苦しい時、悲しい時は、真っ先に神に助けをもとめて歩んでいきましょう。

 

 【祈り】

 神よ。きょうもあなたがわたしを助けてください。あなたに望みをおいて歩んでいくことができますように。

浅野 正紀(江古田教会)

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