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イザヤ40章
「主なる神の慰めは驚くほど」


エルサレムの心に語りかけ
彼女に呼びかけよ
苦役の時は今や満ち、彼女の咎は償われた、と。
罪のすべてに倍する報いを
主の御手から受けた、と。
(イザヤ 40章2節)

 神が語りかけておられます。「わたしの民」と呼んでくださいます。神の言葉を聞きながらも、何度も従わなかったのです。それなのに神はなおも、「わたしの民」と呼んでくださるのです。神は、私たちに対して失望なさらないようです。

 神はイスラエルの現状を知っておられます。傷つき倒れ、頭の上からつま先まで無傷なところはありません。そして彼らに何が必要かをご存じです。イスラエルは無条件で愛される必要があります。今までの不従順を度外視するようにして、主に受け入れられることを必要としています。

 罪の償いが終わったかのように言われます。果たして本当に、人に罪の償いなどできるのかと思います。

 よく考えれば、イスラエルが裁きに耐えたので償いが終わったのではありません。神がイスラエルと共におられて、神に支えられて、裁きの時を過ごしてきたのです。

 罪に対して2倍の裁きを受けたというよりは、罪のために受けるべき罰の、2倍の恵みを受けたということではないでしょうか。罪を犯した者に対して、罰ではなく、その罪をはるかに圧倒する恵みによって、神が顧みてくださったということです。わたしの罪は、圧倒的な神の恵みによって覆われているのです。

 

 【祈り】

 恵み深い神よ、あなたの慈しみはわたしの罪をすっかり覆ってくださいました。貴き救いを感謝します。

後登 雅博(高蔵寺教会)

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