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イザヤ50章
「闇の中でも主の僕に聞き従う」


お前たちのうちにいるであろうか
主を畏れ、主の僕の声に聞き従う者が。
闇の中を歩くときも、光のないときも
主の御名に信頼…する者が。
(イザヤ 50章10節)

 神の民が捕囚という憂き目にあったのは、罪に対する神の裁きによります。しかし、なおイスラエルの民は自らの罪に向き合おうとしません。主は言われます。「お前たちの罪によってお前たちは売り渡され」たのだと(1節)。さらに神の呼びかけにも答えようとしません。「何故、わたしが来ても、だれもいないのか。呼んでも答えないのか」(2節)。出エジプトの出来事を思い出させつつ、神は訴えます(2、3節)。

 そこに主の僕が登場します。神と神の民の間を取り持つ役割を担います。ところが神の民は、その僕さえも迫害します。僕の言葉です。「打とうとする者には背中をまかせ、ひげを抜こうとする者には頬をまかせた。顔を隠さずに、嘲りと唾を受けた」(6節)。その僕に聞き従い、主を畏れるならば、贖いがあり、救いがあるのです。しかし、神の民は頑なで、自分たちの力に頼り、勝手な道を歩み続けるのでした。

 この僕こそイエス・キリストです。このお方が語るべき言葉を呼び覚まし、従うようにと耳を呼び覚ましてくださいます。暗闇の中を歩くときも主を信頼するようにと導いてくださいます。このお方を受け入れるならば、贖いと救いがあります。主の僕に聞き従い続けましょう。

 

 【祈り】

 昔も今も変わることなく語りかける神よ、主の僕、イエス・キリストが与えられている恵みを感謝します。

川杉 安美(草加松原伝道所)

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