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イザヤ52章
「平和と救いの良い知らせ」


いかに美しいことか
…良い知らせを伝える者の足は。
彼は平和を告げ、…
救いを告げ
あなたの神は王となられた、と
シオンに向かって呼ばわる。
(イザヤ 52章7節)

 「奮い立て、奮い立て、…輝く衣をまとえ、エルサレムよ」(1節)。神の御前で礼拝者として生きるようにと促されています。

 バビロン捕囚も経験しました。エジプトでの苦難、アッシリアによる迫害も経験しました。神の民を懲らしめるために神は異教の国々を用いられたのです。

 けれども、驚くべきことに、神はご自身の民との関係を断ち切ることをされません。「わたしの民はわたしの名を知るであろう」。どのような神でしょうか。「見よ、ここにいる」(6節)。どのような困難があっても、神の民と共にいてくださる神、インマヌエルです(7章14節)。そして、何よりも「あなたの神は王となられ」るのです。罪の力、悪魔の力、死の力に敗北するしかない私たちに、解決が約束されています。こうして、神はイザヤを通して救い主を約束してくださいました(マタ1章21~23節)。これが福音です。

 聖霊の助けを祈りつつ、隣人に伝えましょう。世界の根本的な問題は神との関係です。罪の問題です。けれども、福音があります。主イエスこそ本当の意味で良い知らせです。真実の平和と救いです。一切の罪を赦し、ご自身の民として迎えて守り続けてくださいます。信じる者と共にいて、悪しき力と戦ってくださるのです。

 

 【祈り】

 私たちを、良き知らせを伝える足、喜びの使者として用いてください。

西堀 則男

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