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箴言7章
「どうしたら誘惑に陥らない?」


戒めを守って、命を得よ。
わたしの教えを瞳のように守れ。
それをあなたの指に結び、心の中の板に書き記せ。
(箴言 7章2節~3節)

 7章では、罪の誘惑に陥ることの恐ろしさが赤裸々に描かれています。ここでは特に男性に対してだけ語られているように見えます。しかし、罪の誘惑は性別、年齢を問わず、誰にでも襲いかかります。そして、私たちは自分自身で誘惑に立ち向かうことはできません。私たちは、誘惑に陥ったことに気づかないことがあると、ここでは語られています。どうしたらよいのでしょうか。どうすれば私たちは誘惑から身を守ることができるのでしょうか。

 きょうの聖書は、そのような私たちに語りかけています。鍵は「戒め」、「教え」、つまり神の「御言葉」にあります。御言葉に生きることです。「わたしの教えを瞳のように守れ」と言われます。また「指」や「心の中」についても語られます。

 ルターは悪魔の誘惑への最も有効な手段は「笑い」だと言いました。ルターが言った「笑い」とは主イエスの十字架と復活の福音の喜びのことです。御言葉に生きるとは福音に生きることです。御言葉は、神の愛、主イエスの愛を示します。わたしの瞳、指、心まで恵みに満たされます。繰り返し、繰り返し、そのように御言葉を味わい、福音の恵みにあずかっていきます。キリストの愛と平和、そして恵みが刻まれていきます。そのとき、恐ろしい誘惑からも必ず守られます。

 

 【祈り】

 主イエスの愛によって、私たちをあらゆる誘惑から守ってください。

橋谷 英徳(関キリスト教会)

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