2007年9月11日(火)9・11

いかがお過ごしですか。新浦安教会の芦田高之です。

今日は9月11日です。Nine Eleven という言葉を皆さん覚えているでしょうか。2001年9月11日、アメリカであのテロ事件が発生した日です。ワシントンDCのペンタゴンと呼ばれる国防総省ビルの一部、そして、ニューヨーク市の国際貿易センタービルがそれぞれ、乗客を乗せたままの旅客機が爆弾の塊として使われ、破壊されました。そして、数えきれないほどの人々が、一瞬のうちに亡くなりました。6年前のことです。何がそんな悲劇の原因になったんでしょう。
あの事件の詳しい原因は私には分かりません。でも、憎しみが一つの大きな原因であったことは確かです。そして、あの事件で今度はまた、多くのアメリカ人が憎しみを持ち、その憎しみがまた戦争になり、犠牲者が生まれ、そこにまた憎しみが生まれ・・と。本当に悲しい、憎しみの連鎖が断ち切れません。

私たちの日常生活では、殺し合いを繰り返すことはあまりないでしょう。でも、憎しみ・復讐心を持って、誰かにそれをぶつけると、またそれをぶつけられた人は憎しみを持って、復讐の日を待ちます。その繰り返しは際限なく続きます。

だから、聖書は言います。「復讐は神様に任せなさい」と。神様が、すべてを御覧になって、正しい裁きをなさってくださる、と。神にすべてを任せる。そして、憎しみ・復讐の鎖・連鎖を断ち切る。ここにだけ、解決の手立てがあります。聖書は言います。ローマ12:19「愛する人たち、自分で復讐せず、神の怒りに任せなさい。」