2019年4月14日(日)最後の晩餐

 いかがお過ごしでいらっしゃいますか。今週一週間、番組を担当させていただきます東京都中野区にあります江古田教会の浅野正紀です。一週間、どうぞ宜しくお願いいたします。
 今週は、イエス・キリストが受けました十字架の苦難を思い起こす受難週です。私たちにとってイエスの十字架がどんな意味を持っているのか、共に考えたいと思います。

 イエスは、十字架にかけられる前の夜、弟子たちと共に最後の食事をしました。この食事の場面を描いたレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」は、とても有名です。教会では、この食事を聖餐式と呼び、今も礼拝の中で行っています。
 イエスは、この弟子たちとの食事の中で、パンを取って、感謝の祈りを唱えてから、自らパンを裂いて、弟子たちに与え、こう言われました。ルカによる福音書22章19節です。
 「これは、あなたがたのために与えられるわたしの体である。」

 その後、ぶどう酒の入った杯も弟子たちに与えて、こう言われました。同じく20節の御言葉です。
 「この杯は、あなたがたのために流される、わたしの血による新しい契約である。」

 パンとぶどう酒は、これから十字架にかけられるイエスの体をあらわしていました。ここで、イエスが弟子たちに語ったとても大事なことは、イエスが十字架にかけられることが「あなたがたのため」であるということです。イエスは、私たちのために十字架にかかって下さいました。