2019年10月4日(金)互いに愛し合う

 いかがお過ごしでいらっしゃいますか。江古田教会の浅野正紀です。今週は、新約聖書に記されている愛についての個所をみてきました。今日は、最後です。

 聖書のメッセージをあえて一言で言うならば、「神は、あなたを愛しています」ということです。私たちは、自分が神より深く愛されていることを知ったならば、今度はその神の愛を人に伝えて生きていくようになります。

 ヨハネは、ヨハネの手紙一 4章11節から12節で、こう語っています。「愛する者たち、神がこのようにわたしたちを愛されたのですから、わたしたちも互いに愛し合うべきです。いまだかつて神を見た者はいません。わたしたちが互いに愛し合うならば、神はわたしたちの内にとどまってくださり、神の愛がわたしたちの内で全うされているのです。」

 神の愛は、決して自分の中だけにとどまることはありません。「私が神に愛されている」という驚くべき事実は、決して自分だけのものではありません。神は、すべての人を愛しておられます。ですから私たちは、「あなたも神に愛されています」ということを他の人に伝えないではいられなくなります。そして私たちは、ただ伝えるだけではなく、人を愛する生き方へと自分自身が変えられていきます。

 もちろん、私たちには、罪がありますから、神のように完璧に人を愛することはできません。だからこそ、神を愛し、人を愛する生き方を始めた私たちは、イエス・キリストを通して私たちに与えられている神の愛に常に立ち帰りたいと思います。