2018年1月15日(月) マルコ3章 神の御心を行う


「見なさい。ここにわたしの母、わたしの兄弟がいる。神の御心を行う人こそ、わたしの兄弟、姉妹、また母なのだ。」(マルコ3:34-35)

 最初の人間が創造されたとき、人は神と共に生きる者であり神の家族の一員でした。しかし罪を犯して神の家にいられなくなってしまいました。神はそのような人類を深く憐れんでくださり、再び神の家族として迎え入れるために主イエスを遣わしてくださいました。

 その主イエスは神の御心を行うようにと人びとに呼びかけられました。それは罪人にとって難しすぎることのように思われます。しかし主イエスは決して実現不可能なことを命じられたのではありません。この後、主イエスはゲツセマネの園で「わたしが願うことではなく、御心に適うことが行われますように」(14章36節)と祈られました。そして神の御心に従って十字架の死をその身に引き受けられたのです。

 その主イエスを信じ、その言葉を聞き、主に従って歩むことを通して私たちもまた神の御心を行う者とされます。本当に神の家族とされるのです。

 そうした人たちが現にここにいる。主イエスはこのように示しつつ、今、私たちを招いておられます。