2023年12月6日(水) ミカ7章 闇の中でも主こそわが光!


わたしの敵よ、わたしのことで喜ぶな。
たとえ倒れても、わたしは起き上がる。
たとえ闇の中に座っていても
主こそわが光。(ミカ7:8)

 主の恵みに応えないイスラエルの腐敗を糾弾したミカは、自分自身の目に映る惨状を語ります。

 まるで収穫後の果実を探すように、まともな人など一人もいない。私利私欲による騙し合いが蔓延し、家族でさえも信用できない。ミカはただ一人、天を仰ぐほかありません。が、それでも主は必ず願いを聞いてくださると信じるのです。

 その祈りの確信をミカは、エルサレムと自分を重ねつつ、力強く語り始めます。主に罪を犯した者は、主の怒りを負わねばならない。しかし、「たとえ倒れても、わたしは起き上がる…主こそわが光」「主はわたしを光に導かれ、わたしは主の恵みの御業を見る」と。

 ミカの祈りは続きます。主が羊飼いとなって、私たちを牧してください。そうして、主が再び出エジプトの時のような御業を為してくださるなら、諸国の民はあなたを畏れ敬うでしょう。罪に対しては怒りを発するが、御自分の民をどこまでも赦す神。慈しみを喜ばれる神。父祖に誓われた契約に誠実な神。このような神がほかにあろうか!これがミカ書の結論です。

 「すべての人を照すまことの光があって、世にきた」(ヨハ1章9節、口語訳)。この方こそ「わが光」です。この光の誕生を祝いましょう!

 【祈り】 主よ、あなたのような神はほかにいません。ハレルヤ!