あさのことば 2004年2月17日放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

弓矢 健児(新座志木教会牧師)

メッセージ: 本当の命の恩人


 お元気ですか。新座志木教会の弓矢健児です。
 「命の恩人」と言う言葉があります。死ぬべき自分の命を死から救ってくれた人を、私たちはそのように呼びます。

 しかし、人間にとって本当の意味で「命の恩人」と呼ぶことのできるお方は、実はイエス・キリストただお一人なのです。というのも、新約聖書のローマの信徒への手紙6章23節でパウロは、「罪の支払う報酬は死です。」と教えています。つまり、罪人である私たち人間は、神の裁きである、この死という現実から誰も逃れることはできないのです。この世のどんな「命の恩人」も、この究極的な死の現実から、私たちの命を救うことはできないのです。

 しかし、神は私たちが死んで滅びることを決して喜ばれません。むしろ、神に立ち帰って生きることを望んでおられます。そのために、神はなんと神の独り子であるイエス・キリストに、本来私たち人間が受けるべき罪の罰をお下しになったのです。主イエスは私たちを愛し、その罪の罰を自ら進んで受け、十字架にお架かりになったのです。このイエスの身代りの十字架によって、私たちの命は滅びから救われ、永遠の命に与ることができたのです。だからこそ、イエス・キリストこそが、私たちの本当の「命の恩人」なのです。

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