あさのことば 2004年3月16日放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

山下 正雄(ラジオ牧師)

メッセージ: 人の心にあること


 ご機嫌いかがですか。ラジオ牧師の山下正雄です。

 日本語の「心」と言う言葉は、とても響きのいい言葉だと思います。わたしはこの「心」という言葉が大好きです。この言葉のもつ心地よい響きは、心というものにに対するわたしのよい意味での先入観から来ているのかもしれません。確かに、「心」が関わる言葉にはよいイメージのものがたくさんあります。
 「心配り」「心意気」「心構え」「親切心」「同情心」…例を挙げればキリがありません。
 もちろん、「心」使った悪いイメージの言葉もたくさんあります。「心変わり」「心無い」「心もとない」…こちらも例を挙げればキリがありません。

 ところで、聖書の中に「心」と言う言葉が最初に出てくるのは、聖書の一番最初の書物、創世記の6章5節と6節です。しかし、残念なことに、それは善いイメージの心ではありません。

 「主は、地上に人の悪が増し、常に悪いことばかりを心に思い計っているのを御覧になって、地上に人を造ったことを後悔し、心を痛められた。」

 ここには人の心と神の心が出てきます。人はいつも心に悪いことを思いはかり、それをご覧になった神が心を痛めるという場面です。神の心を痛めるほどに人の心がどうして悪に傾いてしまうのか、本当に不思議です。この悪に傾いた人間の心のために神が何をなしてくださるのか、それこそが聖書が扱う大きなテーマです。

 きょうのみ言葉・・・「何を守るよりも、自分の心を守れ。そこに命の源がある」旧約聖書箴言4章23節

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