熊田なみ子のほほえみトーク 2007年6月5日(火)放送

熊田 なみ子(スタッフ)

熊田 なみ子(スタッフ)

あなたとわたしの生きてる時間 プロポーズ アゲイン

 娘と二人で立ち寄った時計売り場。その一角にあったテレビのCMに、涙が溢れそうになったのです。たかがCMに?なんて言えませんね。そこにあるリアリティあるドラマ。とっても短いのにとってもジンとくる。思わず「うまい!」と心で叫んでいました。そして、その瞬間、「6月はやっぱりこれね!」と絵本が決まってしまったのです。ちょっと悩んでいましたから「あれにしようか、これにしようか」と決まらずにいたのです。

 あなたにそんな体験ありますか?団塊の世代を狙い打つ、そのCM企画は見え見えですから、「私がなんで泣かされるの?」と思ってしまいますよね。定年になり会社最後の日の夕暮れ、夫は大きな花束を抱え、家路を急ぎます。そして「000ごめん、000ごめん、000ごめん」と歩きながら妻に心であやまり続けるのです。その姿がなんとも上手な演出で胸がいっぱいになったのです。小田和正の「♪哀しみをそのまゝ」を知っていますか?「♪何度も泣かせたね♪哀しくさせたね♪」と歌うアカペラは、心に沁みます。ちょうどそんな感じなのです。妻はいつものように夕食を作り、「お帰りなさい。ご苦労様」そこで小さな小箱が・・・プロポーズ アゲイン。

 最近の熟年離婚の増加を思う時、そこに底知れぬ苦しみがあることを思います。お互いもう一度やり直せるのだろうか。2007年問題に直面する日本のこれからを思いました。また、私たちの人生ってその人が独身であっても、家族と一緒でも、天国に家族が帰っていてもどんな状況でも「000ごめんね、000ごめん!あれもこれも ごめんなさい」と「謝らなくちゃいけない」と思うことが毎日たくさんあるようにも思うのです。そんなことをいろいろ思い巡らしてしまいました。

 「しろいうさぎとくろいうさぎ」が今月の絵本。1965年6月1日発行ですから40年間読まれ続けてきました。ジューンブライドの月に福音館さんは出版してくださったのでしょう。松岡享子さんの訳がいいですね。想像力豊かな絵本の世界。一人でも、二人でも、人生のどこの時点でも楽しめます。そして、私たちに代わって謝ってくださった救い主、イエスさまはいつでも一緒にいてくださるのだと信じる時、本当平安が心に与えられます。イエスさま有難うございます。なみこ

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