今井　献（東京教会牧師）

メッセージ： キリストの復活

　いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井献です。
　イエス・キリストは死んで復活した。これがキリスト教信仰の核心です。たたし、キリストの復活は、ナザレのイエスというひとりの人がただ復活したということではありません。
　永遠の命がこの世において、完全な姿であらわれた、これがキリストの復活です。では永遠の命とは何でしょうか。聖書は神との命にみちた交わりが永遠の命であると教えています。

　人は、人との交わりがなければ人になることはできません。生まれたばかりの赤ん坊には、お母さんとの愛情に満ちた交わりが必要です。また、もし犬やネコなどまわりに動物しかいないとしたら、わたしたちは、人であることができるでしょうか。人格的な交わりがあってこそ、人は人であることができるのではないでしょうか。
　人との交わりに加えて、神との交わりが必要であり、神との交わりによって人は永遠の命を持つことができる。これがキリスト教信仰です。神は、み子であるイエス・キリストにおいてご自身をあらわし、その十字架において神の愛を示されました。わたしたちは、十字架の死がわたしたちを救う神のみ子の受難であったことを受け入れます。そして、罪を赦された者に神との交わりが与えられることを信じます。

　イエス・キリストとは、神の愛とわたしたちの信仰とが交わる唯一の場所であり、唯一のお方です。このキリストにおける神との交わりは、永遠です。ここに命があります。キリストの復活は、この永遠の交わりと命を保障しているのです。どうか、キリストにおいて神との交わりを得てください。

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