あさのことば 2008年10月3日(金)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

鈴木牧雄(湘南恩寵教会牧師)

鈴木牧雄(湘南恩寵教会牧師)

メッセージ: イエスは何者か

 いかがお過ごしでしょうか。湘南恩寵教会の鈴木牧雄です。今日も最初に、聖書の言葉に耳を傾けたいと思います。マタイによる福音書16章15節からです。

 イエスが言われた。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」シモン・ペトロが、「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えた

 イエスはおよそ三十歳になって救い主としての活動を始め、神の国の福音を宣べ伝え、病気の人を癒されました。するとユダヤの国中に評判が広まり、人々は、イエスは一体何者なのか、と口々に言い始めました。そのような中、主イエス御自身が弟子のペトロに同じ質問をされ、それに答えたのが、「あなたはメシア、生ける神の子です」という告白だったのです。

 メシアとは来るべき救い主のことで、ユダヤの人々は皆、救い主メシアを待ち望んでいました。しかし、何から救われたいかは人それぞれではないでしょうか。当時もメシアに対していろいろな期待がありましたが、ペトロは「あなたはメシア」と言うだけでなく、「生ける神の子です」と付け加えたのでした。
 生ける神の子とは、真の神に等しいお方、つまり神御自身ということです。イエスという救い主は、富や繁栄をもたらしてくれる知恵と才能に満ちた人間でも、ユダヤを独立に導いてくれる政治と武力に長けた人間でもありません。私たちの魂を罪から救って新しい人に生まれ変わらせてくださる、まさに神御自身であられます。だから、このお方を信じるなら、魂の底から救っていただけるのです。

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