あさのことば 2009年1月12日(月)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

今井 献(東京教会牧師)

今井 献(東京教会牧師)

メッセージ: 成人の日

 いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井献です。
 今日は成人の日です。一人前の大人として社会に受け入れられることをお祝いする日です。
 当たり前のことですが、世界は一つであり、今のこの時、この場所といえるものはたった一つしかありません。同じ時代に同じ場所でみんなが生きているのです。そう考えると自分は一人でないこと、自分だけの生き方、やり方を貫くだけでは生きることそのものが成り立たないことが分かってくると思います。

 人間の体は一つであっても手や足、耳や口などたくさんの部分から成っているように、人はそれぞれに違っていても、神の前では全体が一人の人のようにひとつである。
 これは新約聖書コリントの信徒への第一の手紙12章にある教えです。

 そこでは、このようにも書かれています。
 体は、一つの部分ではなく、多くの部分から成っています。足が、「わたしは手ではないから、体の一部ではない」と言ったところで、体の一部でなくなるでしょうか。耳が、「わたしは目ではないから、体の一部ではない」と言ったところで、体の一部でなくなるでしょうか。・・・。だから、多くの部分があっても、一つの体なのです。目が手に向かって「お前は要らない」とは言えず、また、頭が足に向かって「お前たちは要らない」とも言えません。…一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです。

 どうか、ものの考え方、感じ方、生き方には各々の個性があっても、人の社会は一つしかないこと、各々に役割があることを知ってください。

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