あさのことば 2009年2月2日(月)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

川杉安美(綱島教会牧師)

川杉安美(綱島教会牧師)

メッセージ: 愛を知ること

 ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
 教会に行ったりキリスト教の話を聞いたりすると、よく罪人だと言われるのでいやだ、そのように言われてしまうことがあります。
 確かに、あなたは罪人だ、そう言われて気持ちがいいことはないでしょう。けれども、自分が罪人だと分かることは、それで終わってしまうのではなく、実はイエス様の愛が分かる、ということでもあるのです。

 あるとき、罪深い女の人がイエス様のところにいき、自分の涙でイエス様の足を洗い、自分の髪の毛でそれをぬぐい、香油を塗ってあげるということをしました。それを見ていた人は、心の中で苦々しく思ったようです。罪深い女がイエス様に触っている、と。けれどもイエス様はおっしゃいました。「この人が多くの罪が赦されたことは、わたしに示した愛の大きさで分かる。赦されることの少ない者は、愛することも少ない。」。
 つまり、この女の人は自分が罪人であることがよくわかっていたのです。でも、それだからこそ、そんな罪人の自分を赦してくださるイエス様の愛の深さ、大きさ、そういうものが分かったのです。それで、自分もまたイエス様に愛をかえした、ということだったのです。

 そのように、自分が罪人だと分かるということと、それを一方的に赦してくださるイエス様の愛が分かる、ということはつながっているのです。聖書は、一方的に赦してくださるイエス様の愛を教えているのです。自分が罪人だと分かれば分かるほど、イエス様の愛が分かるのです。
 罪人だと言われたら、それを赦すイエス様の愛をいつも一緒に考えてください。片方だけでは駄目です。

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