あさのことば 2010年3月9日(火)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

今井 献(東京教会牧師)

今井 献(東京教会牧師)

メッセージ: がんこな神

 いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井献です。
 自分の生と死に答を見つけたいという願いは誰もが持っていると思います。しかし、答を見つけたと言う方は多くないのではないでしょうか。ラジオをお聞きの皆様はいかがでしょうか。

 現代は神を否定するか、まじめに考えない時代です。しかし、この世の矛盾や悪をあきらめることなく、理想としての人の生き方や善悪の規準を得たいと願うなら、神に求めるほかはありません。神は、救いと真理により、人の世に埋没しない生き方を教える方です。その意味では、この世で一番妥協しないのが宗教なのではないでしょうか。

 しかし、妥協しないものの代名詞として宗教をあげて、神がしゃしゃり出てきたのでは妥協するという人の知恵が使えなくなり、まとまるものもまとまらなくなる、と考える方もおられるかもしれません。
 確かに、宗教の誤用・乱用は社会にとって害悪かもしれませんが、では妥協しない神と宗教の良い点はないのでしょうか。
 キリスト教が神とあがめるイエス・キリストは、愛することにおいて決して妥協しないお方です。その頑固さは、人を愛し、人の罪を一身に背負って、十字架の死を受け入れたこと、自ら十字架の死に進んでいったことに表れています。

 神の本当の姿、そして宗教の役割は愛を実現することにあるというのがキリスト教です。「神は愛なり」と、聖書は神の本質を教えています。愛することにおいて妥協しない、ここにキリスト教の真理があります。神を否定せず、神を信じて、まことの愛に生きる人になって下さい。

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