熊田なみ子のほほえみトーク 2010年8月3日(火)放送

熊田 なみ子(スタッフ)

熊田 なみ子(スタッフ)

H・I・J・Kの時代

 なんとも上手に表現するもの、いったい何のこと?と思いますよね。今の若者たちの恋愛結婚の姿をこんなふうに表現している方がいるとのことなのです。あなたもご存知ですか?
 例えば以前は、お互いに恋心を抱き、それから恋愛に発展し、結婚し、ベビー誕生となっていました。ABCの時代。ところが今はこの順番が崩れているというのです。先にセックスがあり、愛が生まれ、妊娠し、結婚するという姿、そこからもっと考えさせられるのは、HIJKLまでいく、「L」つまり「離婚」ですね。

 かなり前ですが私が全国青年会の結婚分科会を最初に担当した時、印象に残る新聞記事が二つありました。一つは「二重のおめでた」という結婚式場のアピールのお話。もう一つは「やがて40代独身男性が4人に一人」というものでした。今そのような流れが加速しているのでしょうか?でも悲しいですね。
 今生かされている私たちを取り巻く現実「社会不安」「将来不安」ということがよく言われます。3分以内に携帯に返信がないと嫌われているのではないかと不安になるそうで、「圏外孤独」という新たな言葉が生まれています。「生涯孤独」とひっかけて人との繋がりが遮断されたと感じる孤独感を表しています。IT時代の今、若者たちが抱えるストレスはとても大きいのです。特に仕事が不安定な状況が続いています。また情報が溢れて、それも今は世界中と繋がっていますから、情報の洪水の中いったい私はどう生きたらよいのか…混乱し迷ってしまうのですね。「共通価値の消失」の時代とも言われているようです。親を敬うことなく自分が良ければそれでいいという自己中心的生き方の蔓延を何とかしたいと様々な分野で考えられているようですが、悲しい離婚の現実もたくさんあるようですし、妊娠してしまったから結婚しなければ…と家庭を築き始めても、その後、虐待や浮気、ギャンブル、仕事の不安定なこと、病気などいろいろな要因が起こってきて続かなかったということもあります。幼児虐待のニュースには皆心を痛めています。
 二人がじっくり愛を育てるような忍耐力、大人となる訓練をいただかねばなりません。ピクニックするような気分での恋愛は楽しいかもしれませんが、結婚するとなるとそれだけではいけませんね。今年の5月、全国青年会でも学んだのですが、救い主イエスさまを心から信じてお互いが許しあい、誓いの言葉を守ることが本当に大切ですね。神様を畏れて誓うのですからね。

 「青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ。」(コヘレト12:1)と聖書は語ります。あなたがまだ教会を訪れていないとしたらキリスト教会にもう一歩あなたの心を向けてみませんか?どんな価値観をもって自分の人生を生き抜いていくかに悩む時、「あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯」(詩編119:105)であることを心に覚えてくださいね。神様の戒めに従う生き方が私たちを守るのです。たとえ今、失敗し、心に深い傷があったとしても人生を丸ごと救ってくださる救い主がいらっしゃるのです。礼拝を中心に、神様を畏れて生きる生活が私たちに祝福をもたらすのです。

「すべてに耳を傾けて得た結論。「神を畏れ、その戒めを守れ。これこそ人間のすべて。」(コヘレト12:13)  くまだなみこ

コントローラ


自動再生されない方はこちらから再生(mp3形式)
  Copyright (C) 2010 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.