あさのことば 2011年2月10日(木)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

千ヶ崎 基(草加松原教会牧師)

千ヶ崎 基(草加松原教会牧師)

メッセージ: へりくだる者は高められる

 いかがお過ごしでしょうか。草加松原教会の千ヶ崎基です。
 今日も神様の御言葉に耳を傾けていきましょう。
 ルカによる福音書18章9節以下に、イエス様がお話になった譬え話が記され、「ファリサイ派」と呼ばれる人、当時の宗教家でエリート意識を持った人と、「徴税人」、税金を徴収する仕事を不正にまみれて行っていた人とが登場します。

 「ファリサイ派」の人は、「神様、わたしはほかの人たちのように、奪い取る者、不正な者、姦通を犯す者でなく、また、この徴税人のような者でもないことを感謝します。わたしは週に二度断食し、全収入の十分の一を献げています」と祈りをささげました。この祈りは、神様に感謝しているように見えますが、実は他人を見下げている祈りでした。
 これに対し徴税人は、「神様、罪人のわたしを憐れんでください」と祈りをささげました。彼は自分の罪を認め、心の底から悔い改めの祈りをささげました。この譬え話をされた後、イエス様は、「言っておくが、義とされて家に帰ったのは、この人であって、あのファリサイ派の人ではない。だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる」と言われました。

 人は、人の前ではなく、神様の御前に、自らの弱さ、罪深さを認める時に、神様が赦し受け入れて下さる愛に気づきます。その愛に気づいた者だけが、本当の意味で解放され、自由にされて行くのです。神様の御前に弱さ、罪を認めてへりくだる人は、その人生に大逆転の祝福が、神様から注がれるのです。

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