櫻井良一（東川口教会牧師）

メッセージ： 神様の計画と私たちの人生

　ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。

　今から20数年前、私が牧師になって始めて働いた場所は青森県の三沢と言う町でした。冬の厳しい寒さ、茨城県生まれの私にはなかなか理解することができない青森の言葉、そこでの伝道は困難で、教会にはなかなか人が集まりません。結局、私はこの数年後にその教会を閉鎖して関東に帰ることになりました。
　ところが先日のことです。最近流行っている「フェイスブック」と言うインターネットのネットワークを通じて、一人の男性が私にメッセージを送って来ました。彼は「今から20年近く前に青森県で自分が大学生だったころ、櫻井と言う名前の牧師から聖書の話を聞いたことがある。それはあなたではないですか」と質問して来たのです。話を聞いてみると、彼はその後クリスチャンになり、今は韓国で牧師になる勉強をしながら、教会で宣教師として働いていると言うのです。

　もちろん、私が彼に大きな影響力を与えている訳ではありません。しかし、あの残念でしかなかった私の青森の思い出が、実は神様の計画の中で用いられていたことを知ったのです。
　神様はこの世界を救うために聖なる計画を持っておられます。そして、その計画の内で私たち一人一人の人生を用いてくださるのです。私はこのことを彼との再会によって、もう一度確信することができました。

　聖書の言葉
「こうしてわたしは、自分が走ったことが無駄でなく、労苦したことも無駄ではなかったと、キリストの日に誇ることができるでしょう。」フィリピの信徒への手紙2章16節です。

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