あさのことば 2011年12月21日(水)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

川杉安美(綱島教会牧師)

川杉安美(綱島教会牧師)

メッセージ: 飼い葉桶に

 ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
 クリスマスシーズンを過ごしています。今日も、イエス・キリストの誕生のことをご一緒に考えたいと思います。

 イエスが誕生されたのは、旅先でのことでした。母マリアは、もうだいぶお腹も大きくなって、子供が生まれる日も近づいていました。そんな時、当時ユダヤ地方を支配していたローマ皇帝から、住民登録をするようにという命令が出ます。当時の住民登録のやり方に従って、マリアと夫ヨセフは、生活していたナザレという町から、登録をするベツレヘムという町に、旅をしなければなりません。

 ナザレからベツレヘムまで、直線距離にして70キロくらいあるでしょうか。そこを歩いて旅をするのです。何日かかかったはずです。そうして、ベツレヘムという町について、そこに滞在している時に、イエスが生まれます。その時のことを、聖書はこう記します。「彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである」(ルカ2:6-7)。

 お産の時に、ちゃんとした部屋がなかったのです。それで、イエスは、家畜小屋で産まれ、家畜の餌を入れる飼い葉桶に寝かせられたというのです。そのようにクリスマスの出来事は、人知れず、ちゃんとした場所もない中で起こったのでした。しかし私たちは、そのイエス様をちゃんとお迎えしたいと思います。私たちの心の中心に、生活の中心に、しっかりとお迎えしたいものです。何よりもそれが、クリスマスをお祝いすることなのです。

コントローラ


スマートフォンの方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2011 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.