あさのことば 2012年1月10日(火)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

木村香(川越教会牧師)

木村香(川越教会牧師)

メッセージ: ルカによる福音書5章から(2)

 いかがお過ごしでしょうか。川越教会の木村香です。

 ルカによる福音書の5章に、レビという人が登場します。徴税人という職業であったのですが、イエス様に出会って、罪にまみれた仕事を捨ててイエス様に従う決心をしました。そのレビのまずしたことはイエス様を招いて食事を差し上げることでした。イエス様への感謝を表したのです。職を捨ててイエス様に従うことはおそらく貧しい生活になるでしょう。貯金を取っておいて良さそうなものなのに、こういう形でイエス様にささげました。レビの救われた喜びの大きさを表しています。またそれと共に、レビは大勢の仲間を招待しました。このとき初めてイエス様に出会って、救われた人もいたでしょう。伝道したのですね。

 ところが、そこにファリサイ派といわれる人たちがいて、イエス様を非難しました。「罪人たちと一緒に食事をしている。おまえも罪人の仲間だ」。イエス様はおっしゃいます、「医者を必要とするのは、健康な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためである」。
 イエス様は、罪という死に至る病を負っている病人のところに来た医者であると言われます。自分は健康だ、助けなどいらない、と思っている人はイエス様のところには行きません。しかし、そうした人にも自分では気付かない病気が隠れていることがあります。体ではなく、魂の病気、罪のことです。

 レビはイエス様が魂の医者であり、自分も仲間も救って下さるお方だと知ってイエス様に従い、また仲間も招いたのです。そして喜びました。魂の医者、イエス様にお会いすれば、わたしたちもこの新しい喜びの生活を始めることができるのです。

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