あさのことば 2012年3月13日(火)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

千ヶ崎基(東京恩寵教会副牧師)

千ヶ崎基(東京恩寵教会副牧師)

メッセージ: 神の子イエス

 いかがお過ごしでしょうか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も神様の御言葉に聞きたいと思います。

 マルコによる福音書3章7節から12節を見ますと、イエス様の所に大勢の群衆がやって来たことが記されています。イエス様の教えや行動はまたたく間に噂として広まり、人々の耳に入りました。病気に悩む多くの人が押し寄せ、その場所は混乱しました。そこでこの段落の9節に、「イエスは弟子たちに小舟を用意してほしいと言われた。群衆に押しつぶされないためである」と記されています。病人たちの熱意は、イエス様を押しつぶしてしまうほどの勢いでした。この群衆は、自分の病気の癒しだけを求め、イエス様のことなど本当の意味で考えていなかったようです。

 だから皮肉にも11節に、「汚れた霊どもは、イエスを見るとひれ伏して、『あなたは神の子だ』と叫んだ」と記されています。イエス様は汚れた霊たちに、「わたしのことを言いふらさないように」と戒められました。汚れた霊がイエス様について語ることにより、「イエス様はおかしな人だ、悪霊にとりつかれている人だ」と誤解する人々が出ないようにするためです。

 わたしたちは、イエス様という御方が自分にとってどういう御方なのか。御言葉が、神の子として、救い主としてわたしたちに知らせて下さっているこの御方は何者なのかを正しく受け止めることが大切です。わたしたちの願いを全てかなえてくれるという神、ご利益宗教の神ではありません。わたしたちの心を愛でご支配し、わたしたちと共に生きて下さる神であります。

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