あさのことば 2012年4月26日(木)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

立石章三(横浜中央教会牧師)

立石章三(横浜中央教会牧師)

メッセージ: 今日は何の日?

 お元気ですか。横浜中央教会の立石です。今日は何の日でしょうか。今日は今から88年前、1924年、東京の日比谷公園の音楽堂で、日本最初のボクシング、タイトルマッチが行われた日です。ボクシングの歴史は日本では非常に新しいのですが、古代世界では4000年前の大昔から行われており、古代オリンピックの正式な競技でした。

 実はボクシング、拳闘に関する文章が新約聖書にあるんですね。イエスの使徒パウロがこんなことを書いています。「競技場で走る者は…賞を受けるのは一人だけです。あなたがたも賞を得るように走りなさい。競技をする人は皆、すべてに節制します。彼らは朽ちる冠を得るためにそうするのですが、わたしたちは、朽ちない冠を得るために節制するのです。だから…やみくもに走ったりしないし、空を打つような拳闘もしません。むしろ自分の体を打ちたたいて服従させます」(1コリント9:24-27)。

 パウロは信仰生活の戦いを、ローマ社会でのスポーツの訓練に例えているのです。オリンピックに出るような選手にはプロもいました。その人たちの苦しいトレーニングぶりを見ていたパウロは、もっと価値のあるトレーニング、すなわち天国という賞を得るようにと、信仰生活を勧めています。信仰生活にもトレーニングが必要なのですね。聖書をよく読み、くだらないテレビを消して、努めて信仰良書を読む、教会の礼拝出席を励む。救いは確かに神から恵みとして一方的に与えられるものですが、わたしたちはこの信仰の種を、大きな樹木にまで育てねばなりません。

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