あさのことば 2014年8月22日(金)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

野島邦夫(国立聖書教会牧師)

野島邦夫(国立聖書教会牧師)

メッセージ: 肉と霊-肉と霊の鬩(せめぎ)合い

 いかがお過ごしでしょうか、国立聖書教会の野島邦夫です。
 今週のテーマは「肉と霊」です。聖書では、「霊」とはもともと聖霊のこと、そこから「キリストを信じて、神を知っている人の人間性」のこと、それに対して、「肉」は「キリストを知らず、神をまだ知らない、生まれながらの人の人間性」を意味します。そして、この二つは完全に対立するものであり、人はどちらかは必ず持ちます。

 それではクリスチャンは「霊の人」と言い切ってよいのでしょうか。彼らも、時に、いやしばしば、神を忘れ、神に対する「肉の思い」を持ち、「肉の業」をするのですが。
 クリスチャンは「霊だけの人」とは言えませんが「霊の人」と断言できます。つまり、聖霊の支配は始まっており、「新しい、神と人を愛する人間性」は育まれつつあります。その一方で、「古い、神と人を愛さない・愛せない人間性」は最後まで残ります。クリスチャンは、いわば霊と肉の闘いの場であり、そこで霊と肉とがせめぎ合っているのです。

 常にクリスチャンは問われます。神と神ならぬものと、どちらに自分を委ねて生きるか。聖霊と罪・悪とのどちらにあなたは付くか。霊と肉のどちらを育むつもりか。肉の行き着く先は死と滅びであり、霊の行き着く先は永遠のいのちです。神に委ねて、霊を育むことが賢明ではないでしょうか。

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