あさのことば 2016年6月17日(金)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

野島邦夫(国立聖書教会牧師)

野島邦夫(国立聖書教会牧師)

メッセージ: キリスト教への招き 6.キリストの復活

 いかがお過ごしでしょうか、国立聖書教会の野島邦夫です。
 パウロの、テサロニケの信徒への手紙一 1章9、10節からわかる、彼のキリスト教入門説教の第2のポイントは、「神の怒りとキリストの復活」です。今日は「キリストの復活」について考えます。

 キリストは、私たちの罪のため、十字架で死んだ。しかし、三日目復活した、というのがキリスト教メッセージの根本です。 このパウロの入門説教では、現代の説教で中心となる、十字架の死はなく、復活のみが語られます。なぜでしょうか。
 復活とは、キリストが、人の最大の敵・死に勝利された出来事。それを通してキリストが、真の意味で救い主になられた出来事です。

 神は、人が神と人を愛さないことに対して、最終的な決着の時を準備しておられます。それが、来たるべき神の怒りの時です。
 キリストを信じて結ばれている者たちを、なお罪深いにもかからず、この時、決定的な神の拒絶から救わなければ、救い主とは言えません。
 キリストは、今肉眼では見えませんが、勝利者として生きておられ、その時結ばている者たちを救ってくださいます。
 その意味で、復活は、キリストの救いの業を代表するものです。

 最後に、パウロのこの入門説教要約を、もう一度読みます。
 生ける真の神に、偶像から離れて立ちかえり、仕えなさい。神が死者の中から復活させ、世の終りの時、再び天から来られる御子イエスを待ち望みなさい。御子イエスはその時、神の怒りから私たちを救ってくださる。

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