熊田なみ子のほほえみトーク 2016年7月5日(火)放送

熊田 なみ子(スタッフ)

熊田 なみ子(スタッフ)

リジョイス7月号「あのヒトこのヒト」-心の旅
ジョイクリゲスト:岡田恭子(船橋高根教会会員)

 ほほえみトークでは、月刊誌「リジョイス」との連動企画を行っています。原稿は番組からの抜粋要約となっており、月刊誌「リジョイス」のコラム欄でもご覧になれます。

【Q】自己紹介をどうぞ

 わたしは神奈川県大磯の生まれで、商社マンの父と母、兄、姉、弟の6人家族。第2次大戦前まではジャワと日本を行ったり来たり。母は明治生まれの人には珍しく、ピアノを弾き、戦局が激しくなるまではいつも我が家に歌が流れていました。今、その中に讃美歌があったことを思い出します。わたしは戦後の惨めさを味わった最後の世代でもあります。

【Q】心の旅の一歩一歩を

 初めて「教会」という言葉を知ったのは、小2の時。駐留軍の配る「土曜日のお菓子」を貰いに行き、それがきっかけで毎週日曜学校に通い、子供ながらに何か違う雰囲気を感じ取っていました。小4で引っ越した水戸市は、まだ焼け野が原に,ほったて小屋の目立つ景色が広がっていました。
 中学では先輩に誘われフレンド派の教会に。キリスト教とは?信仰とは?という問いかけを初めて自覚した日々です。「戦争って何?」の疑問はいつも心の底から消えませんでした。
 その後福島県へ。高校卒業までの5年間に与えられた経験がわたしの人間としての原点になっています。しかし、その当時は教会から徐々に遠のき、合唱、演劇、筝曲に没頭三昧の日々でした。

【Q】受洗されたのは大学時代ですね。

 大学受験の時期に漠然と「世の中の仕組みについて知りたい」と願いM学院大学に入学。入学式に讃美歌を歌い、学長挨拶の「神と人とに仕える人を育てたい」という言葉が新鮮でした。恐る恐る入会した「Student Christian Association」(S・C・A)で導かれ、大磯の教会で20歳の夏に洗礼を受けました。
 神様が長い年月をかけて私を持ち運んでくださり、忍耐強く育んでくださったと、その深い御旨に感謝しています。同じ大学でパートナーと出会い、契約の家庭を形成し、長老、執事としての奉仕も許されました。

【Q】心に刻まれた御言葉を

 「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。」
 (1コリ10章13節)

【Q】朗読ボランティアに励む恵み

 国際障害者年を前に、国内外で支援の動きが高まり、市の広報誌のテープ録音奉仕者募集があり、養成講座修了の34名でグループを立ち上げました。気が付いたら35周年です!拙い私たちの朗読を「どこよりも聴きやすい」と励ましてくださる利用者の方々。独自の会の運営を基本に据えて幸せな時間をずっと戴いてきました。
 「いつも社会に目を向けて心の窓を開き、自分の目に映った範囲で良いから必要な場所に手を差し伸べることを心に留めてください」との恩師(尊敬すべきキリスト者であり、日本の社会福祉界のオーソリティー)からの言葉を大切にしています。

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