あさのことば 2017年4月11日(火)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

千ヶ崎基(東京恩寵教会協力牧師)

千ヶ崎基(東京恩寵教会協力牧師)

メッセージ: 神が与えられた杯は飲むべき

 いかがお過ごしでしょうか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も神様の御言葉に聞きたいと思います。
 今週は受難週です。受難週とは、キリスト教の暦に出て来る一週間で、イエス・キリストが十字架に付けられ、苦しみをお受けになられたことに思いを馳せて過ごす期間となっています。

 最後の晩餐の後、イエス様は弟子たちと一緒にゲッセマネの園に向かいました。そこに、イエス様を裏切るイスカリオテのユダが多くのユダヤ人たちを連れて来て、イエス様を捕らえようとしました。
 イエス様が「誰を捜しているのか。」と声をかけると、彼らは「ナザレのイエスだ。」と答え、イエス様が「それはわたしである。」と答えた途端、みんな後ずさりして地に倒れてしまいました。イエス様はその隙に逃げることも出来ましたが、「父がお与えになった杯は、飲むべきではないか。」と言われて、十字架へと向かわれたのです。(ヨハネ18:1-11)

 十字架へと向かうイエス様には、人々を地に打ち倒すほどの確かな力があります。イエス様が「わたしである。」と言われた通りに神ご自身であり、その御方が十字架で死なれ、復活し、今も生きておられます。このイエス様こそ、暗闇でも、悪の力でも、孤独でも、そこから私たちを守って下さるのです。そう信じる人たちは、今日という日を安心して生きられるようにしていただけるのです。

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