あさのことば 2017年5月2日(火)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

玉井宣行(所沢ニューライフ教会牧師)

玉井宣行(所沢ニューライフ教会牧師)

メッセージ: 悔いる心

 ご機嫌いかがですか。所沢ニューライフ教会の玉井宣行です。
 私たちの心には何か大きなものにすがって、心の安心を得たいという欲求があります。それは祈りという形で私たちの口から言葉となって出てきます。

 聖書には二人の人物の祈りが紹介されています。一人はファリサイ派と呼ばれるグループの人でした。そしてもう一人は徴税人と呼ばれる、税金を集める仕事をしている人でした。特に徴税人は、納めるべき税金よりも多くのお金を徴収し、その差額を自分の懐に入れていたので、人々から嫌われていたのです。

 ファリサイ派の人は、「神様、私はこの徴税人のような者ではないことを感謝します。沢山献金し、神様のご命令をしっかり守っています。」と祈りました。一方徴税人は、胸を打ちながら祈りました。「神様、罪人のわたしを憐れんでください。」と。イエス様はこの二人の祈りを比較しながら、徴税人の祈りこそが、神様に受け入れられた祈りだ、と言われたのです。

 私たちはともすると自分の功績や手柄を誇り、それを神様にも報告してしまいます。しかし神様はそのような祈りを喜ばれません。人々から嫌われていた徴税人には、本当の友達はいなかったかもしれません。しかし徴税人は自分の罪と無力さを神様に告白し、ただ胸を打って神様へと向きを変えたのでした。神様とはこのような悔いる心を、喜んで受け入れ、その人を赦し、豊かな慰めを与えてくださるのです。

コントローラ


自動再生されない方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2017 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.