あさのことば 2017年8月18日(金)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

山下正雄(ラジオ牧師)

山下正雄(ラジオ牧師)

メッセージ: 相談できる相手

 お元気にお過ごしですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
 今の時代を「不安の時代」と呼ぶのがふさわしいくらい、先行きが読めない時代です。もっとも、どんな時代であれ、将来のことなど誰もわかりはしないのですから、特別に今の時代が「不安の時代」というわけではないはずです。しかし、それにもかかわらず、多くの人が今まで以上に不安を感じているのは、先のことがわからない不安というよりは、待ち受けている将来に希望の材料が見えてこないという不安です。

 そういう時代だからこそ、信じるものがあるということは、とても大切なことだと思います。聖書には神を相談相手として、祈るようにと勧める箇所がいくつも出てきます。「祈ったって何も変わらない。」とそう思うかもしれません。けれども、聖書の神を信じて祈るときに、他では味わうことのできない平安が心を満たします。本当に人間の手には負えないことは、いつまでも抱えていても何の安らぎも生まれません。神の手にすべてを任せて祈りましょう。そうすれば心の重荷から解放されます。

 今日の聖書の言葉
 「どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。そうすれば、あらゆる人知を超える神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスによって守るでしょう。」フィリピの信徒への手紙4章6節7節

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