浅野正紀（江古田教会牧師）

メッセージ： 嘆きを聞いてくださる神さま

　いかがお過ごしでいらっしゃいますか。江古田教会の浅野正紀です。今日も、聖書の言葉に聞きましょう。今週は、旧約聖書の詩編の言葉に耳を傾けたいと思います。

　詩編3編は、神さまに対する嘆きの言葉で始まります。2節から3節をみてみましょう。
　「主よ、わたしを苦しめる者は、どこまで増えるのでしょうか。多くの者がわたしに立ち向かい、多くの者がわたしに言います。『彼に神の救いなどあるものか』と。」

　私たちは、激しい苦しみに襲われた時に「いったい、この苦しみから救われるだろうか。」と嘆きます。神さまは、私たちがどのような状況に陥ろうとも、私たちを守り導いてくださいます。そして神さまは、私たちが苦しみの中でする嘆きの祈りを必ず聞いてくださいます。ですから私たちは、苦しい時には、素直に神さまにその苦しみを訴えるべきです。

　私たちは、苦しみ嘆く時であっても、こう確信することができます。4節から5節をみてみましょう。
　「主よ、それでも　あなたはわたしの盾、わたしの栄え、わたしの頭を高くあげてくださる方。主に向かって声をあげれば、聖なる山から答えてくださいます。」

　神さまは、私たちが苦しみの中にいる時、その苦しみから私たちを引き上げてくださいます。ぜひ、どのような状況にあっても、主なる神さまに祈りましょう。

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