あさのことば 2020年1月16日(木)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

中山仰(田無教会牧師)

中山仰(田無教会牧師)

メッセージ: 捨てるは拾う



 おはようございます。田無教会牧師の中山仰です。
 漢字の「捨てる」と「拾う」という字を思い浮かべてみてください。捨てるという字の真ん中の十字架を取ると拾うという字になります。

 聖書によると、イエス・キリストは十字架につけられて死ぬことを処刑前に3回にわたって弟子たちに伝えています。その続きに、「わたしについて来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのために命を失う者は、それを得る。」(マタイ16:24-25)という不思議なことを言っています。自分を捨て、イエスさまのために命を失う者は、それを得る。つまり拾う、となります。

 この箇所でイエスさまは、自分勝手に生きている者たちに警告を発しています。私たちは自分の命は自分のものであると大きな勘違いをして生きています。では誰が本当の意味で他人のため、または神のために生きることができるのでしょうか。

 そこで生きている神は御子であるイエスさまをこの世にお遣わしになりました。不従順な私たちのために自らを失うことがないようにと、ご自分が代わりになることを引き受けてくださったのです。ですから、私たちが自分のために生き続けるならば命を失い、イエス・キリストに従い共に生きようとする者には命を与えてくださいます。これは神さまの約束です。あなたはどちらを選びますか。難しいと思うときにはどうか教会をお訪ねください。

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