あさのことば 2021年12月 2日(木)放送

小峯明(船橋高根教会牧師)

小峯明(船橋高根教会牧師)

メッセージ: 十字架の意味



 いかがお過ごしですか。船橋高根教会の牧師の小峯明です。
 イエス様は弟子たちに、ご自分がユダヤ人の指導者たちから多くの苦しみを受けて殺され、3日目に復活することになっている、と繰り返し語りました。しかし弟子たちはイエス様の言葉を理解できません。ユダの裏切りと不当な裁判によってイエス様は十字架で処刑されてしまいます。イエス様が逮捕される時に、恐れ慄いた弟子たちは皆逃げてしまいました。

 十字架刑は残酷な処刑方法で、ローマ人は同じローマ人にはこの方法は用いなかったといわれています。生きたまま十字に組まれた木に磔にして、苦しみの中で殺す残忍な方法でした。ですからローマに敵対する者や重大な犯罪を犯した者たちにのみこの処刑方法は適用されました。ユダヤ人たちはイエス様をローマ帝国に対して謀叛を企てた者として訴え、ローマ総督ピラトにイエス様を処刑させました。当時のユダヤ人には人を死刑にする権限がなかったからです。

 何の罪もないイエス様がユダヤ人の陰謀とはいえ、なぜこれほどに残酷な目に遭わなければならなかったのでしょうか。使徒パウロは「キリストは、わたしたちのために呪いとなって、わたしたちを律法の呪いから贖い出してくださいました。『木にかけられた者は皆呪われている』と書いてあるからです。」(ガラテヤ3:13)と記しています。

 イエス様の苦しみは、本来、わたしたちが受けなければならない呪いであり、苦しみでした。それをイエス様が代わりに受けてくださいました。「木にかけられた者は皆呪われている」(申命記21:23)という言葉は旧約聖書の引用です。この呪いのためにイエス様は十字架にかけられなければなりませんでした。このイエス様の十字架の犠牲はわたしたちのためであったと信じて、呪いから救われ神様と共に生きるように、とイエス様はわたしたちを招いておられます。

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