Rejoice 連携 カルヴィニズムる人たち #11 2019年11月1日放送

毛利新(光が丘キリスト高知教会会員)

毛利新(光が丘キリスト高知教会会員)




 左/2018イースター公演『独裁者の決断〜名探偵兎乃狂四郎〜』@愛知県犬山教会
 右/兎団十周年記念公演『義経記FINAL』@中野MOMO
2018イースター公演   兎団十周年記念公演


 2017Xmas公演『意地悪ばーさん』@光が丘キリスト教会
2017Xmas公演



 兎団の過去の教会公演の動画は「光が丘キリスト教会」のWebサイトで公開しています
 「光が丘キリスト教会」のWebサイトはこちら
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Q どのような活動をしておられるのですか

A 兎団という劇団で演劇活動をしています。担当は脚本で、筆名は能登千春です。毎年春と秋の劇団本公演、教会礼拝堂で上演するチャリティ公演や無料公演、他にも劇団が参加する様々なイベントにも脚本を書き下ろしています。教会公演は今のところ東京の光が丘教会、愛知県の犬山教会、岐阜県の西可児教会で行っています。日常生活とキリスト教の関わりをテーマにしたものが多いですね。逆に劇団本公演はキリスト教とは無関係なものが大半です。ただ、今秋の第26回本公演『蟻と太陽』は島原の乱が舞台なので、キリスト教に関する要素をどれだけ盛り込めるか楽しみです。


Q 活動を始めるきっかけは何でしたか

A 仙台での大学演劇部時代は役者をやっていましたが、向いていなかったため演劇から離れていました。ある時、劇団を主宰していた今の妻に、演劇なんてつまらない、と言ったら喧嘩になりました。その流れで彼女の好きな劇団の公演を見てみたところ、気が付いたら感動で動けませんでした。自分の中に作劇の大きな情熱が生まれたのはそれからです。結婚後、上京して劇団を作り、通う教会も与えられました。その中でノンクリスチャンの妻を教会に連れて行きたいと思うようになり、教会で演劇をすれば、座長であり演出家である彼女も来ると思い教会演劇を始めました。


Q どのような聖書の御言葉に励まされていますか

A マタイによる福音書7章の「求めよ、さらば与えられん」「子がパンを求めるのに石を与える者があろうか」のような、願いに対する御言葉に励まされることが多いです。
 今のように不景気で皆お金が無く、更にインターネットで簡単に娯楽が手に入る世の中だと、劇場に足を運んでもらうだけでも大変です。教会での公演も同様です。そんな時は神様に祈るしかないです。「何事も神の御心に適う願いをするなら」(1ヨハ5章)きいてもらえるのだ、と信じて。神様の御心に出来るだけ適う演劇を作りたい、そう思っています。


Q 信仰者として心がけておられることがありますか

A 脚本家は、自分が忙しい時は周りが暇で、自分が暇な時は周りが忙しいという状況になりがちです。以前は、脚本を書き上げた後は周りに迷惑にならないことを心がけていました(実際は解放感等からあまり出来ていない)。今は「互いに愛し合いなさい」(ヨハネによる福音書15章)にあるように、出来るだけ周囲に愛情を持つようにしています。そうしてから座組(その公演における出演者、スタッフの総称)の雰囲気はもとより、芝居の出来まで良くなってきたように思います。


Q 活動をとおしてどんなことを目指しておられますか

A この教会演劇の座組は、自分以外の殆どがノンクリスチャンです。それが始めて5年の間に役者さんが1人洗礼を受けました。これは予想外の出来事でしたが、演劇が切掛けになったとしたら素晴らしいことです。勿論自分に出来ることはせいぜい紹介すること位。作劇に関わってくれる関係者達にはキリスト教を正しく紹介し、観に来てくれた人達には感動を届けたいです。それを日本中の教会で行えたなら最高ですね。


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