月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年2月15日(日)

詩編7編 主よ、裁きを行って宣言してください

主よ、裁きを行って宣言してください
お前は正しい、とがめるところはないと。(詩編7:9)

 不正に苦しめられた人の祈りが、神に向けられます。不当な仕打ちに追い回されて、周囲には助け手が誰も見当たらない行き詰まりの中で、信仰者は神に正しい裁きを願います。なぜなら、神はすべてをご存じで、人の表面的な取りつくろいでごまかすことはできないからです。

 人を裁くのは良くない、と語るとき、注意が必要です。不正を目の前にして、見て見ぬふりをすることは、神の義を損ない、愛を空疎なものにしてしまいます。もしも、わたしに不正があるならば、神の裁きはわたしをも捕らえて、報いをもたらすことでしょう(4-6節)。

 裁きは、神が正義をもたらす手段です。正義はいつも、不当に抑圧された力のない人々のために要請されます。人から不当な責めを受け、自らの潔白を証明したくとも誰からも理解されないようなとき、信仰者は真の弁護者が天におられることを知って平安を得るでしょう。

 人の魂を裁くことのおできになる方は、神をおいて他にありません。自分の不義から目をそらさず、神の正義に信頼して歩みましょう。

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