月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年2月24日(火)

創世記13章 あなたが左なら、わたしは右に

「争うのはやめよう。あなたの前には幾らでも土地があるのだから、ここで別れようではないか。あなたが左に行くなら、わたしは右に行こう。あなたが右に行くなら、わたしは左に行こう。」(創世記13:8-9)

 神の特別な恵みにより、アブラムと甥のロトは多くの羊や牛を所有する者となりました。けれども、家畜のことで悩ましい問題が発生します。狭い土地でしたから、牧草や水のことで争いが起こってきたのです。周りの人びとが注視する中、どのように対応するのでしょうか。

 年長のアブラムの提案は驚くべきものです。彼の無欲な態度は、私たちの生き方を再考させるものです。公平、平等に権利を分け合おうというのではありません。争いはやめよう。幾らでも土地はある。あなたが左に行くなら、わたしは右に、右に行くなら、わたしは左に行こう。常識を超えた新しい生き方です。

 ロトは自分の目を信じ、見えるところに従って選びます。うわべしか見ずにロトは、罪深いソドムやゴモラの繁栄に魅力を感じたのです。

 アブラムの生き方は、神を知らない人びとの心にも強い印象を与えたことでしょう。神の国と神の義を求め、神の約束を信じて歩み続けます。そのような信仰者に、神は、ご自身の素晴らしいヴィジョンを見せてくださいます(14-17節)。

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