月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年3月22日(日)

詩編12編 信頼できる神の言葉

主の慈しみに生きる人は絶え
人の子らの中から
信仰のある人は消え去りました。
人は友に向かって偽りを言い
滑らかな唇、二心をもって話します。
主の仰せは清い。
土の炉で七たび練り清めた銀。(詩編12:2,3,7)

 今は信仰の失われた時代だから、なおさら神の純正な言葉に信頼しなさい、と詩人は訴えます。イスラエルの祭司や預言者たちでさえ、神との契約から離れて迷うことがありました。詩編は、不信仰と戦う賛美です。教会も時代に流されてしまうことは、歴史が証明する通りです。

 言葉が信じられないのは、ほとんどが人の欲から出ているからです。「滑らかな唇」から慰めが語られても、それが真実であるかどうかは分かりません。神への信仰が失われた暗さというのは、人と人との間に生じた闇の深さでもあるでしょう。

 そういう時代にあって、神は、ご自分の言葉を示されました。主の仰せは、七度も精錬された銀のように純正で、偽りが混入することはありません。また、「清さ」とは、汚れがないことを意味する礼拝用語です。

 自らの言葉を省みるとき、唇の汚れた者であることを認めざるを得ません。しかし、キリストの十字架の血により罪赦され、礼拝に招かれています。そこで語られる神の清い御言葉が、御子により頼む私たちを日毎の罪から清めてくださいます

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