月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年3月27日(金)

1コリント2章 神の知恵である十字架のメッセージ

しかし、わたしたちは、信仰に成熟した人たちの間では知恵を語ります。それはこの世の知恵ではなく、また、この世の滅びゆく支配者たちの知恵でもありません。(1コリント2:6)

 パウロは、コリント教会の開拓伝道では「知恵にあふれた言葉によらず」(4節)、十字架のメッセージを説教したと語っています。なぜなら、十字架の言葉こそ私たちを救う神の力だからです。

 ところがここにきて、パウロは突然、「信仰に成熟した人たちの間では知恵を語る」と言い出します。十字架のメッセージとは関係のない特別な神の知恵があって、信仰に成熟した人たちにはその特別な知恵を語ると言っているかのようです。聖霊もパウロにそのような特別な神の知恵を教えたのでしょうか。そうではありません。ここでパウロは人間的な知恵や成熟を誇っているコリント教会の人々に対して、彼らの言葉を使って語っているのです。ここでパウロが知恵や成熟という用語を使っても、人間的な知恵や成熟を語っているのではありません。

 では、パウロにとっての知恵とは、何でしょうか。やはり、十字架の言葉です。十字架が、罪人を救う神の知恵です。十字架の言葉がないところに、信仰の成熟(教会の平和と一致)はありません。 。

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