月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年3月29日(日)

詩編13編 いったい、いつまで…

わたしの神、主よ、
顧みてわたしに答え
わたしの目に光を与えてください。(詩編13:4)

 この苦しみは一体いつまで続くのか、と思われるような辛い経験をされた方は多くおられるでしょう。ひとたび世界に目を向ければ、出口の見えない民族の対立や貧困・飢餓の問題も数知れません。この詩編で2節と3節に4回も記されている「いつまででしょうか」と神に嘆き訴える言葉は、これまで何度も、人々の口に上ったことでしょう。今日に至るまで、これは神に向かって苦しむ人々の訴えを代弁する言葉です。

 詩人の願いは、目の輝きを回復させていただくことです。旧約聖書では、目の輝きは生命力をあらわします。魂が病んでいれば目の輝きも衰えてきます。心も身体も死んでしまえば、その光は完全に失われます。

 選びの民の耐え難い忍耐の果てに、神は御子を世に遣わしてくださいました。私たちは、今、御子を通して、神との和解に生かされています。永遠の命に至る希望が与えられ、目の輝きを再び取り戻しました。この希望を見つめる眼差しで、「いつまででしょうか」と嘆かざるをえない困難をも見つめ、すべての解決を主の御手に委ねて、待ち続けましょう。

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